日銀の『異次元の金融緩和』は成功?

2023年06月24日

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日銀の黒田総裁が2023年4月8日
史上最長の10年で任期が終了し退任されました。

黒田総裁は2013年3月に総裁に就任しました。

2013年4月 量的・質的金融緩和を開始
2016年1月 マイナス金利を導入
2016年9月 YCC導入

物価の安定に向けた「金融政策」のかじ取りを担ってきました。


★現在と10年前を比べると。

2倍以上に上昇した日経株価
400万人以上の雇用の増加
消費者物価指数は上昇 (目標は2%)現在3.4%

黒田バズーカーと言われた『異次元の金融緩和』は
果たして成功したのでしょうか・・・

 

□ 異次元の金融緩和

デフレからの脱却
経済の成長
インフレの好循環


最大の目玉はアベノミクス

★ 新・三本の矢

希望を生み出す強い経済
夢をつむぐ子育て支援
安心につながる社会保障

 

□ 日銀 植田新体制

植田新総裁が2023年4月9日に就任されました。

任期 2023年4月9日~2028年4月8日

異次元緩和から通常緩和へ


初の会見で植田新総裁は
YCC(長短金利操作)を継続するのが適当と述べています。

YCCとは
Yield Curve Control(イールドカーブコントロール)

「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」のひとつです。

短期金利を-0.1%、長期金利を0%程度に誘導して
イールドカーブを適切な水準にコントロールとする政策です。

 

□ まとめ

★ 国債の残高

日銀が保有する国債の残高は583兆円(2023/1)
発行残高全体に占める割合は52.02%となっています。

2013年3月時点 125兆円

4倍以上拡大しています、

また、物価が上がれば賃金も上がるはずと思っていたのですが・・・

物価が上がっても景気がよくならないので
賃金は上がりません。

この現象はスタグフレーションと言われ
1970年代のオイルショック時と同じと言われています。

初会見で、植田新総裁は「物価安定達成」という
ミッションの総仕上げに尽力すると述べてました。

ぜひ、景気の回復もお願いしたいものです。