ノーベル賞と新型コロナウイルスワクチン
2023年10月18日
2023年のノーベル生理学・医学賞と新型コロナウイルスワクチン
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2023年10月2日午後6時30分(日本時間)
ノーベル生理学・医学賞が発表されました。
受賞したのは
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に効果的な
mRNAワクチンの開発に貢献した二人の博士。
ペンシルベニア大学の研究者カタリン・カリコ博士
ペンシルベニア大学のドリュー・ワイスマン博士
コロナワクチンの開発に貢献された二人は
以前からノーベル賞に最も近い人物として注目されていました。
ノーベル賞の授賞式は
12月10日にストックホルムで開かれます。
ちなみに、この日はアルフレッド・ノーベルの命日です。
★ カタリン・カリコ博士プロフィール
生まれ 1955年 (68歳)
出身 ハンガリー
現在 ペンシルベニア大学の非常勤准教授職 (客員教授)
ドイツのバイオンテック社(ビオンテック)上級副社長
★ ドリュー・ワイスマン博士プロフィール
生まれ 1959年 (64歳)
出身 アメリカ
現在 ペンシルベニア大学ペレルマン医学大学院の医学教授
2019年の末頃から世界で新型コロナウイルスの感染が拡大しました。
感染拡大を抑えるために必要とされたのが・・・
mRNAワクチン(メッセンジャーリボ核酸ワクチン)でした。
□ COVID-19のmRNAワクチン
実は『mRNAワクチン』の開発は30年以上前から始まっていて
数百人もの研究者、いくつもの製薬会社が携わっていたようです。
その中でもカタリン・カリコ博士の
長きにわたる『mRNA研究』は
ワクチン開発に大きく貢献しました。
当初、WHO(世界保健機関)は
新型コロナウイルスワクチンの開発には
少なくとも1年以上かかると発表していました。
□ 新型コロナウイルスワクチンの開発・接種
2020年3月
バイオンテック社とファイザー社が
新型コロナウイルスワクチンを共同開発しました。
2020年12月
アメリカとイギリスでワクチン接種が開始されました。
2021年2月
日本でも初回接種が開始されました。
現在までに日本で承認されたワクチンは6社
ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ
ノババックス、ヤンセンファーマ、第一三共
□ まとめ
新型コロナウイルスワクチンは
短期間で開発・承認されました。
ですが『mRNAワクチン』の研究は長きにわたるものです。
基礎研究を続けた研究者
それを応用してワクチンの改良や治療薬を開発する研究者
今後も研究者達の情熱と知識は世界を救い続けることでしょう。