【マンデラ効果】偽りの記憶を共有している

2024年08月15日

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マンデラ効果

インターネットやSNSが与える影響力は想像以上です。

そんな中、多くの人が事実と異なる記憶を共有し
知らぬ間に偽りの情報が真実かのように記憶されている
そんな状態を『マンデラ効果』と言います。

いわゆる虚偽記憶です。

例えば『マンデラ効果」の由来となった
ネルソン・マンデラ氏の死亡説・・・

1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受け
27年間に及ぶ獄中生活で獄中死

多くの人がそう思い込んでいました。

が、しかし

1990年 ネルソン・マンデラ氏釈放

1993年 ノーベル平和賞受賞
1994年 南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任


2013年2月5日 95歳で死去

ネルソン・マンデラ氏は釈放後
南アフリカ共和国の為、黒人解放の為尽力しました。


2009年に公開された映画
『インビクタス/負けざる者たち』では
釈放後のネルソン・マンデラ氏が
強いリーダーシップで国を一つにまとめる姿が描かれています。


この作品で多くの人がネルソン・マンデラ氏は
獄中死していなかったことを知ったかもしれません。


一般に言われているのが
ピカチュウのしっぽ説です。

多くの人が耳と同じく
先端も黒色と思い込んでいます。

が、しかし

全て黄色です。

今回は「マンデラ効果」の具体例をピックアップしてみました。
 



□ モナ・リザ

巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた
油彩画ですが・・・

多くの人が「モナ・リザの微笑み」と呼んでいます。
微笑んでいるイメージが定着しています。

が、しかし

モナ・リザは微笑んではいません。

しかし人によっては微笑んでいるようにも見えるかもしれません。

いつかパリのルーヴル美術館で確認してみたいです。



□ 13日の金曜日

80年代のホラー映画の金字塔
「13日の金曜日」

その中の愛すべきキャラクター
殺人鬼「ジェイソン」の武器は

なぜかチェンソーのイメージが定着しています。

が、しかし

「ジェイソン」の武器はナタや斧です。

一度もチェンソーを武器として使用したことがありません。

実は70年代の不滅の名作『悪魔のいけにえ』
殺人鬼「レザーフェイス」の武器がチェンソーで
どこかの時点で混同したようです。

恐らく今後も「ジェイソン」=「チェンソー」だと思います。(笑)

 

ちなみに1978年からシリーズ化されている
ホラー映画「ハロウィン」に登場する
殺人鬼「ブギーマン」の武器は牛刀です。

 



□ まとめ
 

「確証バイアス/Confirmation Bias」

 

人は自分に都合の良い情報ばかりを集めてしまう傾向のことを
「確証バイアス」と言います。
 

古代ローマの政治家カエサル(シーザー)の言葉に
「人は見たい現実しか見ていない」があります。

この言葉からも人は思い込みやすい性質なのかもしれません。

例えば、医者、弁護士、レーサーと言えば
男性を思い浮かべます。

逆に看護師、CA、パート職は女性を思い浮かべます。

「マンデラ効果」「確証バイアス」
どちらも人間らしい性質なのかもしれません。