おすすめ本!『ある行旅死亡人の物語』
2025年01月21日
おすすめ本!渾身のノンフィクション!『ある行旅死亡人の物語』
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ある行旅死亡人の物語
著者 武田 惇志 伊藤 亜衣
発売 2022年11月
★ 著者プロフィール
◎ 武田 惇志
愛知県出身
京都大学大学院人間・環境学研究科修了
共同通信社に入社 大阪社会部
◎ 伊藤 亜衣
愛知県出身
早稲田大学大学院政治学研究科修了
共同通信社に入社 大阪社会部
□ 目次
発端
兎の穴
橋の上の密談
警察と探偵
錦江荘
家系図を作る
アルバム
「沖宗さん」を辿る
身元判明
□ 偽名
兵庫県尼崎市
田中千鶴子
賃貸アパートの1室(家賃3万1500円)
◎ 遺品
3400万円余の多額の現金
星形マークのペンダント
珍しい姓の印鑑
◎ 身体的特徴
身長133cm 中肉中背
右手指は全て欠損
年齢75歳
□ 共同通信社の記者
◎ 取材経緯
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行旅死亡人データベース
身元不明の女性は誰なのか?と疑問を持つ
相続財産管理人(弁護士)・役所・探偵さえも
明らかにできなかった身元の調査を開始する。
【行旅死亡人】
身元が不明で引き取り手がいない遺体
身元が判明しない場合『行旅死亡人』として
市役所・町役場の掲示場・官報
市町村のウェブサイトで公開されます。
□ まとめ
2020年春
兵庫県尼崎市のアパートの一室で発見された
身元不明の女性の遺体
金庫の中から
3400万円余の多額の現金が発見され
全国ニュースにも取り上げられ話題となりました。
そんな謎多き行旅死亡人を
2人の共同通信社の記者が
わずかな手がかりから
身元と半生を追跡
女性の生きた証
謎多き半生
事実は小説より奇なり・・・
圧倒的な読み応えと余韻が残る
ルポルタージュでした。